コラム
2022/01/06

これが決定版!口臭の原因と対策を総まとめ

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マスク生活の中、あまり気がつくことがなくなっているかもしれない口臭。しかし放っておくと、悪化してしまうもの。口臭のことをきちんと理解して、さわやかな息を心がけたいものです。

口臭の原因をまずは知りましょう

口臭といってもその種類はさまざま。まずは口臭の原因から知りましょう。

原因1)お口の中の汚れ
正しいオーラルケアができていないと、お口の中にプラーク(歯垢)や食べかすなどが残ります。その汚れが原因で菌が繁殖してにおいが発生し、口臭につながります。また、歯だけでなく舌についている苔のようなもの=舌苔(ぜったい)が口臭の原因になることも。舌苔は舌のはがれ落ちた細胞、食べかす、血球などからできているため、原因菌が発生しやすいのです。

原因2)ドライマウス
ドライマウスとは文字どおり、お口の中が乾燥すること。お口・喉・唇が乾く、お口の中がネバネバする、パンなど乾いたものが食べにくい、よくせきこむ、むせるなどの症状のほか、口臭に悩まされることも。原因は、ストレスや加齢による唾液分泌の減少、口呼吸や病気などとさまざまです。

原因3)空腹や緊張などシチュエーションによるもの
普段は口臭がなくても、シチュエーションによって発生するものもあります。例えば、朝起きた時は、睡眠中に唾液の分泌量が減少して細菌が増殖しているため、口臭が発生しやすくなります。お腹が空いた時や緊張した時も、お口の中が乾燥したり唾液がネバネバしたりして口臭が発生する場合が。ただしこれは、その状況が解消すればおさまるので気にしすぎは禁物です。

上記の3つの原因に心当たりがない場合は、むし歯や歯周病が原因ということも考えられます。

口臭対策に心がけたいのはこの3つ

さまざまな原因で発生する口臭を予防するために、今日から取り組める対策を3つご紹介します。3つのポイント。こうしてまとめてみると、口臭対策だけでなく、お口やカラダの健康のために必要なことばかり!口臭が気になる人はもちろん、元気な毎日を過ごしたい人も、ぜひ心がけてみてくださいね。

対策1)正しいオーラルケアを身につける
まずはお口の中を清潔に、そして健康に保つこと!正しい歯みがきをするのはもちろんですが、ハブラシだけでは口臭の原因にもなるプラーク(歯垢)は、約6割しか落とせないという事実も。デンタルフロスや歯間ブラシなどプラスαのケアでしっかり汚れを落としましょう。また、舌苔のケアも忘れずに。舌は傷つきやすいので専用の舌ブラシなどを使ってやさしくケアするように心がけましょう。歯科医院では正しいオーラルケアの方法も教えてくれるので、積極的に相談してみては?もちろん、むし歯や歯周病治療は最優先事項です。

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対策2)生活習慣を見直してみる
原因を見渡してみると、ストレス、緊張、空腹、ダイエットなど、日々の小さなことの積み重ねが口臭につながっていることがわかります。まずは自分の生活習慣を見直してみましょう。ストレスが多いと感じる人は、適度な運動や趣味などでのストレス解消や、入浴で自律神経を整える工夫を。過度なダイエットや食事抜き生活をあらためる。胃の不調や脱水を起こしやすい飲酒は控えめにする。口呼吸のクセを直し、できるだけ鼻呼吸にするなど、できることはいろいろ。思い当たることがある人は、ひとつずつでもいいので改善に取り組んでみましょう。

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対策3)唾液を出す工夫をする
ドライマウスや緊張によるお口の渇きなど、唾液不足は口臭の大きな原因のひとつ。お口の汚れを洗い流し、保湿して口臭を防ぐ役割をしてくれる唾液はとても大切な存在ということを覚えておきましょう。さまざまな原因によって減少する唾液の分泌量を補うためにも、唾液の出やすい食べものを食べる、ガムを噛むなどを心がけてみて。また「唾液腺マッサージ」や、舌の筋肉を鍛えることで唾液の分泌を促す「舌の運動」を取り入れるのもおすすめです。

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唾液が口臭の抑制のカギ

口臭の抑制には「唾液」が重要な役割を果たしています。
唾液には、下の図にあるように「食べるためのはたらき」「お口の中の健康を守るはたらき」「全身の健康を守るはたらき」と主に3つのはたらきがあり、細かく分けると8つもの役割を果たしています。

唾液に含まれる成分であるラクトフェリンとラクトパーオキシダーゼは「抗菌成分」として歯周病菌の抑制に効果的だと考えられています。

ラクトフェリンとラクトパーオキシダーゼは下の図にあるように、口臭の原因になる歯周病菌だけでなく、歯周病菌由来の口臭の産生に関わる酵素にもアプローチ。においを隠すのではなく、口臭の発生源を抑えるはたらきがあるのです。そのため、ラクトフェリンは、即効性や持続性がある口臭ケアに活用ができるのではと、期待が高まっています。

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まとめ

口臭の対策には

  1. 正しいオーラルケアを身につける
  2. 生活習慣を見直してみる
  3. 唾液を出す工夫をして、唾液のパワーを活用する

この3つを心がけてください。

取材・記事 クラブサンスター編集部

2019年2月5日公開、2022年1月6日更新

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