新年度を迎え、自治体や会社の健康診断を受診する方も多いのではないでしょうか。年齢を重ねても健康であり続けるには、心身のメンテナンスは欠かせません。健康診断を受けるだけで終わるのでなく、ご自身の健康状態を振り返り生活習慣の改善に活かせるといいですよね。今回は特に血圧とコレステロールに注目し診断結果と日々の生活習慣を振り返るためのポイントをご紹介します。
そもそも健康診断の目的は、生活習慣病など病気の予防や早期発見をすることです。血圧、コレステロール、血糖値などの数値をもとに、健康状態を把握していきます。
血圧やコレステロールのトラブルは男性に多いイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、厚生労働省の調査では、成人女性の約5人に1人は、国が目標として定める総コレステロールの基準値を超えていることが報告されています。また、男性は40代前後から悪玉コレステロールの値が上がるのに対して、女性は閉経前後の50~60代に急増することがわかっています(※1)。
コレステロールはもともと人間の身体の中に存在する脂質のひとつですが、いわゆる悪玉コレステロールと呼ばれる「LDLコレステロール」は増えすぎると、さまざまな病気を引き起こす原因となります。高血圧も、男女ともに年齢とともにそのリスクが高まることが知られています。いずれも日常的に計測する機会が少なく自覚症状も現れにくいため、年に一度の健康診断を利用して、これらの数値をチェックすることが重要です。
日本人間ドック学会の判定区分と基準値(※2)をもとに、健診結果の見方について見ていきましょう。まず、判定区分について。健康診断での判定区分はA~Eまでの5段階で定められています。基準範囲内であればA判定で「異常なし」、B判定は「軽度異常」、C判定は「要再検査・生活改善」、D判定は「要精密検査・治療」、E判定は「既に治療中」の場合を指します。
数値は基準値と照らして判定状況を確かめるだけでなく、過去の結果とも比較し自分の身体の変化の把握や、生活改善がされているかの確認に役立てましょう。結果が良くても悪くても、生活習慣からその原因を探ることが、健康診断をご自身の健康に活かす第一歩です。
●LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
A判定:60~119mg/dL
B判定:120~139mg/dL
C判定:140~179mg/dL
D判定:59以下、180以上
●収縮期血圧(上の血圧)
A判定:129mmHg以下
B判定:130~139mmHg
C判定:140~159mmHg
D判定:160mmHg以上
●拡張期血圧(下の血圧)
A判定:84mmHg以下
B判定:85~89mmHg
C判定:90~99mmHg
D判定:100mmHg以上
健康的な生活習慣に向けた基本は、食生活の見直しです。気になるコレステロール値を下げるためには、脂身の多い肉類・加工肉や、トランス脂肪酸を多く含むなど脂っこい食事ではなく、魚や大豆のおかず中心を心掛けましょう。
<コレステロール対策の食事のポイント>
・脂っこい食事の回数を減らし、魚や大豆製品などを積極的にとる
・ご飯やパンなどの主食は適量を意識する
・野菜やきのこ、海藻など食物繊維を積極的にとる
高血圧が気になる方は、何より食塩の取りすぎに注意します。「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、1日の食塩摂取量は成人男性で7.5g未満、成人女性で6.5gが目標量とされています。一方、日本高血圧学会では、高血圧患者の方のにおける減塩目標は1日6g未満が推奨されていますが目標です。また、コレステロール対策と同様、脂っこい食事を避け、大豆や野菜中心の食生活を意識しましょう。
<血圧対策の食事のポイント>
・塩分の多い、漬物や麺類の汁は残す
・野菜や果物、大豆製品を積極的にとる
・うまみ素材や、香辛料、酸味など、味付けのアレンジを工夫する
これらの点を意識しつつ、具体的な改善のアクション策や食事計画を立てることが、健康診断の結果を生活改善に活かす鍵となります。
とはいえ、忙しい中での食事管理にハードルを感じる方もいるのではないでしょうか。そんな時でも、手軽に栄養バランスを整えたいという方にぴったりなのがサンスター健康道場の健康飲料です。
「緑でサラナ」は、8種類の緑野菜にリンゴ、レモンを加えたトクホ(特定保健用食品)飲料。ほのかな甘みで飲みやすく、1日2缶を3週間以上継続して飲むことでLDLコレステロールの低下が期待できます。野菜の新鮮さと栄養価を保つ独自の製法で、野菜本来のおいしさをお楽しみいただけます。
「カラダにユウキ 緑黄野菜」は、高めの血圧を下げる機能性表示食品です。原材料には厳選した有機野菜を使用し、野菜のうまみとコクのある飽きのこない味わいを実現しています。日本人の多くは野菜の摂取不足で1日約70g(※1)不足しているといわれますが、この製品は1缶当たり200g分の野菜を摂ることができ、野菜不足を補うことができます。
いずれのドリンクも、保存料、香料、食塩、砂糖は一切不使用です。そのまま飲むのはもちろん、様々な料理に加えてお使いいただけます。コレステロールや血圧が気になる方、野菜不足が気になる方は、ぜひ一度お試しください。
※1 厚生労働省、「令和元年国民健康・栄養調査」
※2 日本人間ドック学会、「基本検査項目/判定区分(2024年度版)」