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2020/06/26

抗がん剤による骨髄抑制期のお口のケア

がん治療とお口のトラブルには密接な関係があります。口腔ケアと全身の健康に関する研究を続けてきたサンスターは、がん治療における口腔ケアの重要性に着目し、医療関係者や患者さんの意見をくみあげた、口腔ケアの研究開発や情報発信に取り組んでいます。 がんとたたかう方のお役に少しでも立てるよう、お口の悩みを軽減するための口腔ケア関連の情報を提供しております。

監修/蓜島桂子(はいしま けいこ)
歯科医師。浜松医療センター歯科口腔外科 部長。
新潟大学歯学部小児歯科学教室、昭和大学歯学部口腔衛生学教室を経て、1999年4月より浜松医療センター歯科口腔外科に勤務。
監修/内藤慶子(ないとう けいこ)
歯科医師。2005年4月聖路加国際病院 歯科口腔外科前期研修医。2007年4月浜松医療センター 歯科口腔外科勤務。

抗がん剤治療による副作用のひとつに、骨髄抑制があります。骨髄は血球を作る「工場」で骨の中にあり、抗がん剤の影響で骨髄のはたらきが低下し、赤血球や白血球、血小板などの血球が少なくなってしまうことを骨髄抑制といいます。今回はその骨髄抑制期の口腔トラブルとその対処方法、お口のケアについてご紹介していきます。

骨髄抑制期とは

抗がん剤投与後から徐々にカラダの中の血球の数が減り、投与から7~14日後くらいのもっとも少ない時期を骨髄抑制期といいます。この後、血球は増え、正常値に近づいていきます。骨髄抑制期は感染しやすくなったり、カラダの抵抗力が落ちて、お口の中では歯や歯ぐき(歯肉)が痛んだり、口内炎(口腔粘膜炎)が出やすくなったり悪化しやすくなるので、お口のケアを行いましょう。

口腔トラブル時には主治医に相談しましょう

骨髄抑制期に、口内炎の痛みでお口から水分や食事をとることが難しい、歯ぐきが腫れて痛む、歯の痛みとともに熱が出た、などの状態があれば、がん治療の主治医に相談することをおすすめします。歯が原因で全身の感染症になり、抗がん剤療を延期したり、中止したりすることがあります。主治医から抗菌薬等の処方がある場合や、体調によっては入院加療する場合もあるでしょう。体調にもよりますが、抗がん剤治療中のトラブルを減らすために抗がん剤投与の前に歯の治療を終わらせておくことも推奨されます。

自分で行う口腔ケアが大切です

普段から自分で行う口腔ケア(セルフ口腔ケア)が大切です。特にお口の粘膜が荒れる口内炎に対しては、以下のことを行いましょう。

① お口が乾燥しないように、うがいを頻繁に行いましょう。1日4回以上が目安になります。
② 口腔用の保湿剤を使いましょう。乾燥予防、乾燥改善に効果があります。
③ 丁寧に歯みがきをしましょう。口内炎に細菌感染させないことと、歯周炎を悪化させないことが大切です。

歯周炎が進行していると、骨髄抑制期に歯ぐきが腫れたり出血したりしやすいので、骨髄抑制期になる前から丁寧に歯みがき、歯間の清掃を行っておくことが大切です。
セルフケアについて詳しくはこちらをご覧ください。

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