コラム
2017/01/10

あなたは睡眠時間、足りていますか? 気付かないうちに、睡眠不足になっているかも!?

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今年最初の糖尿病ニュースとなる今回は、毎日の睡眠時間について、こんな記事をご紹介します。

睡眠時間が1時間足りていない? たっぷり寝ると糖尿病リスクが低下

みなさんは毎日、何時間睡眠を取っていますか?
また、その睡眠時間は自分にとって十分だと思いますか?

睡眠は1日の約1/3を占める必要不可欠な生活習慣ですが、十分な睡眠時間を確保できていない人が増加しています。また、日本人は世界的にみても睡眠時間が短いことが知られており、日本人の睡眠時間は過去40年間減少を続けているという調査結果もあります。

そして、睡眠不足は、記憶・学習、代謝、免疫などさまざまな精神・身体機能を阻害することが明らかになっていますが、必要な睡眠時間は人によって異なります

国立精神・神経医療研究センター(NCNP)は必要な睡眠時間を精密に測定し、個々人に必要な睡眠時間を測ると共に、睡眠時間を延長することでどのような効果があるかを調べる実験を行いました。

研究では、健康な成人男性15名を対象に、就床時間を12時間にして十分な睡眠を取らせ、その睡眠時間の変動から、1人1人の必要睡眠時間を試算しました。そして、試験前に自宅で測定した習慣的睡眠時間との差を、自覚していない睡眠不足として算出した結果、睡眠時間が1日当たり平均1時間短いことが明らかになりました。

1日1時間も睡眠が足りていないんですね!そう言われると、毎日きちんと眠っているはずなのに、眠くてやる気が出ない時がある気がします(+_+)

また、睡眠時間を延長すると、眠気を解消できるだけでなく、以下のような効果があることもわかりました。

●糖尿病のリスクが低下
空腹時血糖値の低下、基礎インスリン分泌能(HOMA-β)の増大など

●ストレスに対する内分泌機能が改善
副腎皮質刺激ホルモンやコルチゾール濃度の低下

●細胞代謝に関わる機能が改善
甲状腺刺激ホルモンや遊離サイロキシン濃度の上昇

今回の実験に参加した人は、平均して1日1時間の睡眠が不足していることがわかりましたが、一方で睡眠不足を全く自覚していなかったのだそう。

研究チームはこのような、自分では気付いていない睡眠不足を『潜在的睡眠不足』と命名しました。今回の実験の対象者15名のうち、13名という大部分がこの潜在的睡眠不足に陥っていたそうです。

自覚症状のない睡眠不足でも、心身に負担を生じている危険性がある。睡眠時間が1日1時間短いと、心身機能に負担となる臨床上問題のある睡眠不足となる」と研究チームは述べています。

潜在的睡眠不足は自覚できないため、対処していない人が多く、若年時から潜在的睡眠不足を長期間にわたり抱え込んでしまっている可能性が高いのだそう。

必要な睡眠時間には大きな個人差がありますので、一概に何時間の睡眠が必要かは明言できませんが、たまきは今夜から1時間早く就寝し、睡眠時間を1時間増やすことを目標にしたいなと思います(^^♪

 

▶元記事を読む

※引用元:糖尿病ネットワーク
睡眠時間が1時間足りていない? たっぷり寝ると糖尿病リスクが低下 - 2016年11月04日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2016/026148.php
[日本医療・健康情報研究所] Copyright @ 2017 Soshinsha.

※このコラムは、「糖尿病とうまくつきあう」サイトに掲載されたものです。
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