コラム
2020/03/17

【歯科医監修】年代別!歯みがきのポイントとオススメ商品 10〜20代編

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自分の年齢に合わせたホームケアが重要!

毎日使うハブラシやペースト、なんとなく選んでいませんか?自分の歯や歯ぐきの状態に合ったグッズを使ってケアすることは、むし歯や歯周病の予防効果を高めます。

そこで、年代別の口内環境の特徴や、ホームケアにオススメのグッズ、そして正しいケアの方法を、”10~20代”、”30~40代””50代~”の3世代に分けて、歯科医の三宅直子先生に教えてもらいました。

連載1回目は、10~20代のオーラルケアについてです。

教えてくださった先生

 
三宅直子先生
一般財団法人サンスター財団所属。大阪大学歯学部卒、大阪大学歯学部附属病院保存科出身。専門分野はう蝕治療、歯内療法。お口の健康維持に重点をおき、できる限り歯を削らない治療、 歯を保存する治療を心がけている。

予防歯科の浸透によりむし歯ゼロ「カリエスフリー」が増加

Q. 10代・20代のお口の中、口内環境の特徴を教えてください。

A. この世代は、予防歯科の考え方が一般に広まった時期に成長期を迎えているので、上の世代と比べると、むし歯が1本もない「カリエスフリー」の割合が多いのが特徴です。
良い口内環境をキープするためにも、むし歯対策が重要になります。

10代・20代は、成長過程のため口の環境変化が大きく、ひとまとめにするのが難しいんです。そこで、10代前半・10代後半~20代前半・20代後半と3つに分けて、詳しく説明します。

10代前半は、12歳臼歯に注意!ケアにはタフトブラシがおすすめ

Q. 10代前半のオーラルケアでは、どんなことに注意すればよいでしょうか。まだ小学生のお子さんも含まれますし、仕上げみがきは何歳くらいまで続けるべきかも気になります。

A. 仕上げみがきの時期については、よく保護者の方から質問されます。個人差や男女差もありますが、10歳くらいまでは仕上げみがきをしてあげてください。

10代前半で特徴的なのは、12歳臼歯(正式名称は第二大臼歯)が生えてくることです。名前のとおり12歳頃に生えてくる永久歯で、12歳臼歯が生えそろうことで永久歯列が完成します。

仕上げみがきの習慣がなくなったタイミングで生えてくるため、本人が生えてきたことに気づかないこともあります。また、ハブラシがあたりづらい奥の歯なのでむし歯になりやすく、タフトブラシでのケアがおすすめです。


タフトブラシを使い、12歳臼歯咬合面(噛み合わせの面)をみがきましょう。

ホームケアでは、歯みがき習慣のモチベーションが高まるグッズを使うのもいいと思います。むし歯予防対策として、フッ素洗口もおすすめです。


フッ素洗口をすることで、しっかりむし歯予防を。

10代後半から20代前半は歯科通院が途絶えがちな時期

Q. 10代後半から20代前半のオーラルケアでは、どんなことに注意すればよいでしょうか。

A. 10代後半になると、部活動や受験などで忙しくなるのをきっかけに、歯科に来るのが途絶えがちになります。それまでは保護者の方と一緒に通院していたのが、一人で通院するようになることも原因の一つです。

それまでむし歯ゼロだったのに、この時期にむし歯になってしまうこともあるので、定期健診を続けましょう。ホームケアでは、ヘッドが小さめのハブラシと、むし歯を予防するペーストを使うことをおすすめします。また、フロスを使っての歯間清掃をしっかりと行いましょう。


コンパクトなヘッドのハブラシを選んで1本ずつ丁寧にみがきましょう
左から、ガム・デンタルブラシ #191/バトラー ハブラシ #025 NEO

20代後半からは歯肉炎に注意!歯と歯ぐきの境目をブラッシング

Q. 20代後半では、どのようなことに気をつけてオーラルケアを行えばいいでしょうか。

A. 20代後半になると、歯肉炎の症状が現れる方もちらほら出てきます。歯肉炎は歯周病のはじまりで、症状としては歯みがきの際の出血などがあります。

歯肉炎は、早い段階なら簡単な治療でもとの健康な状態に戻すことができますから、歯科を受診しましょう。歯ぐきに炎症がある場合のホームケアでは、歯と歯ぐきの境目の汚れをとることを意識して、ブラッシングしてください。


歯と歯ぐきの境目を磨くには、45℃の角度でハブラシを当て、前後に細かく動かすようにみがきましょう。

また、女性の場合は20代以降は妊娠や出産により、オーラルケアが不足しがちになります。お母さんの口内環境は赤ちゃんにも影響しますから、しっかりとケアしましょう。

きちんとした食生活が健康な歯と歯ぐきを作る

Q. 最後に、オーラルケアの観点から、10~20代が生活習慣で気をつけるポイントを教えてください。

A. 成長期を含むこの年代では、バランスのとれた適切な量と質の食事を、規則正しく食べることが必要です。この年代で正しい食生活と食後のオーラルケアを習慣化することが、生涯自分の歯でおいしく食べ続けるための基本となるのです。

取材・記事 クラブサンスター編集部
撮影 茨木裕子

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