コラム
2021/04/15

食事の時間はマインドフルネスの時間。心身健康道場式食習慣のススメ

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新しい生活様式の中、食習慣がすっかり変わってしまい、心身に影響を及ぼしているという話も聞きます。「サンスター財団 心身健康道場」では、食事の時間を意識することで心身ともに健康になるという考え方から、すぐに役立つ食事の習慣を提案しています。今だからこそ取り入れていきたい食事の習慣についてのアドバイスをご紹介します。

「心身健康道場」とは?こちらでの体験レポートもあわせてご覧ください。
「心身健康道場」体験レポート 1泊2日で気づいたこと

 
佐藤雄彦(さとう たけひこ)
サンスター財団 心身健康道場 道場長。1960年生まれ。1983年、サンスター株式会社に入社し、主に「健康道場」食品の研究開発等に携わり、2018年より現職。

乱れがちになった普段の食生活

質問です。普段の食事の時間、こんな傾向はありますか?

新しい生活様式の中で、このような傾向が出てきてしまったという方もいらっしゃるでしょう。これは生活習慣病のリスクが高まる食事の習慣。チェックした数が多ければ多いほど気を付けなければいけません。

実際、「通勤や決まったお昼休みの時間がなくなったことで、食事時間のメリハリがなくなった」、「毎日の献立が面倒臭くて好きなものや手軽なものばかりになった」という声を聞きます。しかし、偏食、早食い、カロリーの過剰摂取などは、健康のためには避けたいもの。年代や性別を問わず他人事ではなく、生活習慣の変化にあわせて、ますます食事の時間を見直すことが大切になっています。


せっかくヘルシーな食事にしてもスマホを見ながらでは台無し。その理由は…

食事の時間を豊かにする3つの習慣

佐藤道場長は、食事の時間を単に食べるだけの時間から、心身を整える時間に変えることを提案します。

「日々お忙しくて、すべきことも多いかもしれません。だからこそ食事の時間をゆっくり取っていただきたい。食事に集中すれば、過去の出来事や明日の不安から離れてリラックスできます。つまりマインドフルネスの時間にしてはいかがでしょうか」

「マインドフルネス」とは心身健康道場の体験プログラムにも組み込まれているもので、簡単にいえば、今まさに起こっている現象や動作に深く意識を向けること。その手段としてよく事例に挙げられるのは、自分の呼吸に意識を集中させるめい想などです。
最近では、ストレス軽減や集中力の向上などに役立つということで、社員研修などに取り入れる企業も増えている注目のメソッドです。しかし、忙しい生活の中で改めてマインドフルネスのための時間を確保するのは難しいもの。そこで、毎日必ずある食事の時間をマインドフルネスの時間とすることで、無理なくスタートすることができます。

具体的なやり方を、心身健康道場で実践している食事の習慣からご紹介しましょう。食事に集中するきっかけとなります。

1.ひと口食べたら箸を置く
ゆっくりよく噛み、味わうことで食の満足感を感じやすくなります。同時に、脳からの満腹信号が早めに伝達されて食べ過ぎを防いでくれます。お気に入りの箸や箸置きがあるとより楽しめるでしょう。
また、食事をよく噛んで食べることで満腹中枢を刺激し、食べ過ぎの防止にも繋がります。

2.飲み物は食事の最後に
飲み物があると、食事を噛まずに流し込んでしまい、早食いになってしまいます。マインドフルネスの観点からも、飲み物は食後に飲むか、食べ物をしっかりと飲み込んだ後で口に入れるよう意識して摂ることがおすすめです。これにより、食事をゆっくりととることや食べ物の味わいに向きあうことに繋がります。
消化の観点では、食後の過剰な水分摂取は胃酸を薄め、消化作用を低下させる原因になります。水分は一気にとるのではなく、こまめに少量ずつとりましょう。

3.「ながら食べ」をしない
目の前の食事に集中するには、色、食感、香りをしっかり感じることが大切です。テレビやスマホを見ないようにして視覚や聴覚を食事に集中させることでたくさんの気づきが得られます。

こうした習慣は、制約や我慢に感じるでしょうか?一度体験するとわかりますが、ゆっくり、少しずつ食べるのは節制でも抑制でもなく、より食を楽しみ、おいしく感じられるという幸せな時間を過ごすことなのです。

「例えば、ごはんとおつけものや塩昆布というシンプルな組み合わせで試してみてください。じっくり集中して食べると、今まで感じなかったそれぞれの食材の味わいやその変化が存分にわかりますよ」


食材ひとつひとつを味わうと、いつも以上のおいしさが感じられるでしょう。

「感謝の気持ち」が過食や偏食を防ぐ

前項でお伝えした食事の習慣は、禅宗の食事(じきじ)作法である「五観の偈(げ)」という考え方をベースにしたもの。佐藤道場長は、その中でまず心がけたいのは「感謝」だといいます。

「食事とは自然のいのちをいただくこと。まずこれに感謝をしたい。そして、食事ができることは、それに関わった人たちがいるということですから、その方々にも感謝。そういう感謝の気持ちがあれば、自然に、毎回の食事に対して感謝が生まれ、じっくり味わって食べる習慣ができます。そのことで食べ過ぎることなく満足感も得られるでしょう」

会食や職場仲間とのランチなど、会話を弾ませながらの楽しい食事がしづらいことはさびしい面もありますが、その分、ひとりや家族だけでリラックスして、じっくり食事に集中できる時間ができたともいえるでしょう。さっそく今夜から試してみてはいかがでしょうか。


感謝の気持ちで「いただきます」

取材・記事 岩瀬大二

冷温交代浴など、健康力を目覚めさせる健康法がいろいろ
 

実りある豊かな人生のために、食事・身体・心のバランスを取り戻す健康法をお届けします。

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