コラム
2019/11/30

【Q&A】いつからはじめる?赤ちゃんのお口のケアと歯みがき

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【Q】 赤ちゃんのお口のケアと歯みがきはいつからはじめたらよいのですか?

【A】赤ちゃんのお口ケアは、歯が生える前からはじめるとスムーズです。生え始めたら、お口ケアが習慣化するよう、楽しみながらケアをしてあげましょう。本人が自分でやりたそうにしたら、ハブラシを持たせてください。

赤ちゃんのお口の中もどんどん成長

生まれてすぐの赤ちゃんのお口の中には、まだ歯が生えていません。固形の食べ物は口にせず、母乳やミルクを栄養源にして成長します。生後約6ヶ月頃までは、おっぱいや哺乳瓶に吸いつく吸啜(きゅうてつ)という行為が頻繁。舌を活発に動かしながらミルクを飲みます。

個人差はありますが、初めての歯が生えてくるのは、生後約6ヶ月頃。この時期には吸啜や舌の活発な動きがおさまり、唇で食べ物を取り込んだり、口を閉じて飲み込んだりするようになるので、離乳食へと移行します。

生後8~9ヶ月頃になると、上下の前歯である乳切歯が生え揃い、唇と舌を別々に動かして舌で食べ物を押しつぶせるように。奥の歯ぐきがふくらむと、歯ぐきで噛みつぶせるようになります。

お口のお手入れは歯が生える前から

赤ちゃんはお口の成長に伴い、徐々にお母さんの乳首以外のものを押し出さなくなっていきます。個人差はありますが、生後約6ヶ月頃に訪れるこの変化は、歯みがきをはじめる準備に入ったしるしともいえます。さかんに指をしゃぶったり服やおもちゃをなめたりするのも、お口の感覚を発達させる大切な過程のひとつです。

唇や口の中がカラダの中でもっとも敏感なこの時期に、口のまわりや口の中を触られることに徐々に慣れてもらっておくと、歯みがきの準備につながります。歯が生えだして初めて口の中に指やハブラシを入れられた赤ちゃんは、いやがることも多く、歯みがきに慣れるまで時間がかかる場合もあるからです。

実は、お口のケアの第一歩は、愛情たっぷりのスキンシップです。やさしく声をかけながら、顔や口のまわりをさわったり、清潔にした指でお口の中に触れたりしてみましょう。上唇の裏を触られるのを嫌がる赤ちゃんが多いので、少しずつ触れる機会を増やしてください。お口の中に触られるのに慣れた赤ちゃんは、お口のお手入れを「怖いこと」と感じにくい傾向があります。

赤ちゃんの歯みがきは段階的に

赤ちゃんのお口の中のお手入れを行うときは、大人の手指を清潔にしてください。

最初からハブラシを使うと、いやがる赤ちゃんもいます。乳歯が生え始めた頃は、ガーゼを巻きつけた指や綿棒で汚れをそっと拭くだけでもかまいません。お口を開けて触られることに慣れてきたら、いよいよハブラシの登場です。ヘッドが小さめで、毛がやわらかすぎず、毛丈が短めの乳児用のハブラシがよいでしょう。

ハブラシで歯をみがくのではなく、まずは歯に触れるようにする動作からはじめてください。慣れてきたら1本ずつ、力を入れず、やさしくみがきましょう。みがく時間は、1本につき5秒が目安。上唇の裏についた母乳やミルクのカスを取り除くのも忘れずに。やさしく声をかけたりほめたりして、できるだけ楽しい歯みがきタイムにしましょう。

歯みがきは、乳歯が生え揃う頃までに習慣づけるのが理想的です。


 
監修/髙島由紀子(たかしま ゆきこ)
歯科医師、歯学博士、日本小児歯科学会専門医
1982年大阪府生まれ。2007年広島大学歯学部卒業。2011年に大阪大学大学院歯学研究科を卒業後、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科にて助教、講師を勤めた後、2019年より一般財団法人サンスター財団附属千里歯科診療所にて勤務。
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