＊本投稿は、効果や効能を保証するものではございません。
＊論文の中の話です。
＊みなさんの日常生活の知恵として参考にしていただければ幸いです。
＊要注意：イエテボリテクニックは、12歳未満の子どもには禁止されているらしいです。

今回、スウェーデンのイエテボリ大学によって考えられた歯磨き方法について紹介をしていきたいと思います。
（出典：Toothpaste technique. Studies on fluoride delivery and caries prevention,K Sjögren,(1995)）

①：イエテボリ大学で発祥された歯磨き法（＝イエテボリテクニック）
【＊フッ素配合の歯磨剤】
・（成人の場合）歯ブラシに【2ｃｍ】の歯磨き粉をつける。
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・歯磨剤を歯面全体に広げる
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・【2分間】歯磨きをする（＊歯磨きの方法はこだわらない）
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・歯磨剤の泡立ちを保つ
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・歯磨剤を吐き出さずに【約10mL】（ペットボトルのキャップ1杯程度）の水を口に含む。
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・30秒間、洗口する
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・吐き出した後、うがいをしない
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・約2時間飲食しない

②：フッ素濃度の検証
（出典：Fluoride in the interdental area after two different post-brushing water rinsing procedures K Sjögren,1996）
（スウェーデンのヨーテボリ大学）
（イエテボリ大学が提案した歯磨きで実践）
（実験A：5ｍLでゆすぐ、実験B：15mLでゆすぐ、実験C：225ppmのフッ素の洗口液）
→A＞C＞B（AはBの約2.7倍高かったらしい）

③：イエテボリテクニックの効果はどうなのか・・・
（就学前の子供の歯と歯が接している側面で検証）
→イエテボリテクニックで実践したグループは、他のグループの歯磨き法より
26％虫歯の発生が少ないらしいです。

・サウジアラビアの研究では・・・・
（出典：The effect of a modified fluoride toothpaste technique on buccal enamel caries in adults with high caries prevalence: a 2-year clinical trial H Sonbul et al., Community Dent Health. 2011 Dec;28(4):292-6）
（サウジアラビアのキング・アブドゥルアズィーズ大学）
（イエテボリテクニック群、通常の歯磨き法群で検証）
（2年後の虫歯の発生数を調査）
→イエテボリテクニック群：0.56本、通常の歯磨き法群：1.01本であり、
予防率は44％だったらしいです。