コラム
2018/06/18

自分に合った歯間クリーナーで、歯間ケア習慣を身に付けよう! ~研究員が教える豆知識 VOL.11~

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こんにちは。サンスター研究員の関根です。

研究員が教える豆知識 第11弾の今回は、「歯間クリーナーを使った歯間ケア」について、ご紹介します。

歯ブラシだけでは、歯と歯の間のプラークを取り除くには不十分!?

みなさんは、毎日のオーラルケアをどのように行っていますか?「私は毎日ハブラシでしっかりみがいているから自信あり!」「ハブラシ以外にも歯間ブラシやフロスも気になるけど、ちょっと面倒そう・・・」なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?

むし歯や歯周病の原因はプラーク(歯垢)です。特に歯と歯の間(歯間部)はみがき残しが多くなりやすく、プラークが溜まりやすい場所です。そのため、デンタルフロスや歯間ブラシなどの歯間クリーナーを使って、ハブラシでは届かない、歯と歯の間のプラークや食べかすをきれいに取り除くことが大切です。

実際、ハブラシによるブラッシングだけでは歯間部のプラークの61%しか取り除けなかったのに対して、ハブラシとデンタルフロスと併用すると79%、ハブラシと歯間ブラシを併用すると85%まで歯間部のプラークを取り除くことができたという報告があります。

歯間清掃具、一体どれを使ったらいいの?

「歯間ケアが大切なのは分かったけれど・・・、歯間クリーナーにはいろいろ種類があって、どれを使ったらいいのか分からない」そんな風に思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

特に、初めて歯間クリーナーを使う場合、どのアイテムを選ぶかは迷うところです。次からは、そんな方でも自分に合った歯間クリーナーが選びやすくなるよう、歯間クリーナーの各アイテムについてポイントを絞って特長を説明していきます。

歯間ブラシでは磨きにくい部位や、狭い歯間部にはデンタルフロスがおススメ!

デンタルフロスは歯と歯が接している部分や歯の側面など、歯間ブラシではみがきにくい部位の清掃に適しています。また、歯間部自体が狭く、歯間ブラシが挿入できない方にもデンタルフロスがおススメです。

■デンタルフロスの種類とおすすめ

デンタルフロスには大きく分けると指にフロスを巻き付けて使う「糸巻きタイプ」と、プラスチック製のホルダーにあらかじめフロスが取り付けられている「ホルダータイプ」があります。

「糸巻きタイプ」と「ホルダータイプ」のデンタルフロス、それぞれこんな方におすすめです。

初心者の方は、まずホルダータイプを使用してみましょう。ホルダータイプは使い方が簡単なので、デンタルフロスに慣れていない方でも、簡単に使うことができます!

デンタルフロスの使用に慣れた方には糸巻きタイプがおすすめです。

糸巻きタイプは、最初は使い方が難しいかもしれませんが、慣れてしまえば簡単です。糸巻きタイプのフロスには、「ワックス付き・ワックスなしタイプ」「膨らむ・膨らまないタイプ」など、歯間部への入りやすさや使用感によりいろいろなタイプに分かれています。デンタルフロス自体の使用に慣れてきたら、より自分の好みにあったタイプを見つけるためにいろいろと試してみましょう。

少し歯間部が広いなと感じたら、歯間ブラシを使ってみましょう!

歯と歯の間のすき間は「三角ゾーン」と呼ばれています。歯間ブラシは、この三角ゾーンと呼ばれる歯と歯の間のすき間の清掃に適しています。年齢とともにハグキが下がり始めると、この三角ゾーンは徐々に広がっていくため、デンタルフロスより歯間ブラシの使用がおススメです。

ただし、歯間ブラシには歯のすき間の広さに合わせ、サイズが各種(例えばSSS、Lサイズなど)用意されているので、自分の歯間サイズに合った歯間ブラシのサイズを選びましょう。まずは一番小さいサイズから試してみて、サイズが合わないと感じたら徐々に大きなものにしていき、自分に合ったサイズを見つけてください。歯間部は部位によって広さが異なるため、部位ごとにサイズを使い分けるのもおススメです。

ワイヤータイプの歯間ブラシには、主に前歯の歯間部の清掃に適した「I字型タイプ」と、奥歯の歯間部の清掃に適した「L字型タイプ」とがあります。

部位にあったものをうまく使い分けましょう。

ワイヤータイプはちょっと怖いかも・・・そんな時は、ゴムタイプの歯間ブラシがおススメ

ブラシ部分がゴムタイプの歯間ブラシは、金属ワイヤーが歯に当たることが苦手な方や、やわらかい使用感で安心・安全に使いたい方向けの歯間ブラシです。

初心者の方の中には、歯間部にブラシを通すこと自体に不安や抵抗を感じる方もいると思います。そのような方は、まずゴムタイプの歯間ブラシで歯間ケアを始めてみましょう。ゴムタイプの歯間ブラシは、例えばSSS~Sサイズなど、ブラシの先端、中央部分、根元部分で太さが異なり、1つのブラシで複数の歯間サイズに適応しているため、歯間部の広さが部位によって異なる場合にも有効です。

自分で選ぶのに不安があるなら・・・歯科医院でアドバイスをもらいましょう。

ここまでいろいろと説明してきましたが、歯科医院では1人1人に合った歯間クリーナーの選び方や使い方について、丁寧にアドバイスを受けることができます。初めて歯間クリーナーを使う方で不安な方は、まず歯科医師や歯科衛生士に相談してみましょう。すでに歯間クリーナーをお使いの方でも、「本当に自分に合った歯間クリーナーはどれだろう?」「自分の使い方は合っているのかな?」などと感じたら、積極的に歯科医院を受診して相談しましょう。

自分に合った歯間クリーナーで、今日から歯間ケアを始めましょう!

いかがでしたでしょうか?「歯間清掃具」と一言で言っても、形やサイズの違いなどたくさんの種類がありますので、初めての方には難しいと感じることがあるかもしれません。ですが、歯間ケアはむし歯や歯周病対策として、とても重要なケアの一つです。

ぜひ楽しみながらいろいろと試してみて、自分に合った歯間クリーナーを見つけましょう。そして、歯間ケアを習慣化するために、今日からさっそく歯間ケアを始めましょう!

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※このコラムは、「糖尿病とうまくつきあう」サイトに掲載されたものです。
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