今週のニュースは飲み残しのお薬、「残薬」に関するニュースです。
糖尿病の治療のため、お薬を飲まれている方はたくさんいらっしゃることと思いますが、病気の症状が変わったことでお薬が変わり、以前のお薬が大量にあまっているという方は珍しくないかもしれませんね。
また複数の病院に通っていて、別の病院それぞれから同じお薬を処方されお薬があまったといったご経験をお持ちの方もいるかもしれません。
さらに、「お薬を飲むはずだったのに、忘れてた・・・!」といった、うっかりの飲み忘れでお薬が残ってしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。
さてさて、こうした残薬ですが、ニュースのタイトルの通り、金額に換算すると、なんと約29億円もの医療費削減効果が 見込めることが調査でわかったのだそうです。
この対策として、かかりつけ医が残薬を調整しながら、 薬局と連携して対処する必要性が確認されたのと同時に、服薬指導や残薬管理など薬剤師の働きにも期待が寄せられているそうです。
残薬が減ると、保険者と患者両方の負担額も減るかもしれませんね。
他にも、長期処方だと、一部のお薬をのぞき1回に出してもらえる処方日数に制限がないため患者側には通院する回数が減り、手間や交通費を減らせるといったメリットがありますが逆に病状の変化や副作用の発見が遅くなるなど、残薬以外にも、デメリットがあることからこの長期処方自体を見直すべきといった声も強く叫ばれているようです。
※引用元:糖尿病ネットワーク
「残薬」対策で薬の飲み残しを大幅に減少 29億円の医療費を抑制 - 2015年04月24日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2015/023388.php
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