今週は、糖尿病や高血圧の方にご注意いただきたい、慢性腎臓病に関するニュースをお届けします。
最初に、慢性腎臓病(英語:CKD)とはどんな病気かというと・・・
血液中の老廃物を取り除く働きをしている腎臓の機能が健康な人の60%以下に衰えてしまう病気です。
慢性腎臓病の進行が進み、その働きが10%にまで低下してしまうと、人工透析や腎臓移植が必要となります。 またそれだけでなく慢性腎臓病は、心筋梗塞や脳卒中の危険因子でもあります。
糖尿病や高血圧の方は、動脈硬化の進行によって慢性腎臓病を発症しやすいといわれていますが、一方で糖尿病や高血圧を正しく治療し、生活スタイルを見直せば予防・改善できる病気でもあるので、発症のリスクを減らすことが大切です。
さて、この慢性腎臓病ですが、日本では成人の約8人のうち1人が慢性腎臓病患者と言われ、特に中高年に発症が増えているそうですが、糖尿病と同じく自覚症状がない病気のため早期発見と治療への呼びかけが行われています。
早期発見のためにチェックしたいのが、血液検査で分かる「血清クレアチニン値」という項目。聞きなれていない方も多いもしれませんが、定期健康診断の血液検査にもあるそうです。
この「血清クレアチニン値」をつかって腎機能をチェックできるサイトが、ニュース記事に紹介されていますので、健康診断の結果をご用意いただき、ぜひチェックをしてみてくださいね。
また、糖尿病の方は、尿検査と同じ方法でより精度の高い検査が受けられるそうですので、気になる方は主治医の先生に聞いてみてもいいかもしれません。
またニュース記事では、慢性腎臓病を防ぐために行いたい7ヵ条の事柄が紹介されています。すでに、取り入れていらっしゃる事も多いかもしれませんが、あらためてサイトから詳細をチェックして、実践してみてくださいね。
■慢性腎臓病(CKD)を防ぐための7ヵ条
1. 血圧値をチェック
2. 血糖値をチェック
3. 運動を習慣化し毎日をアクティブに過ごす
4. 塩分摂取量を減らす
5. 体重をコントロールする
6. たばこを吸わない
7. 糖尿病や高血圧、脂質異常症などの病気ごとに目標値を目指す
※引用元:糖尿病ネットワーク
慢性腎臓病(CKD)を防ぐための7ヵ条 腎機能チェックし早期発見 - 2015年03月31日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2015/023272.php
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