コラム
2020/03/03

歯周病菌の「潜伏先」に注目!サンスターの歯周病研究最前線

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30年以上も前にはじまったサンスターの歯周病研究

「お口のトラブルといえばむし歯」と同じくらい、近年では一般的になった「歯周病」。サンスターは、日本で歯周病がまだあまり知られていなかった30年以上も前から、歯周病研究に取り組んできました。もちろん現在も、歯周病研究はサンスターの大きなテーマのひとつ。今回はその中でも歯周病菌の「潜伏先」に着目した最前線の研究成果をお話しします。まずはその前に、歯周病について、簡単におさらいしておきましょう。

セルフチェック&歯科医院での「早期発見」が基本!

歯周病は、むし歯のように痛みなどのはっきりした自覚症状がないまま静かに進行し、いつの間にか歯を失うほどに悪化してしまうこともあるため、「サイレント・ディジーズ(静かな病気)」とも呼ばれています。そのため、できるだけ早く症状に気がつくことが大切!まずは以下のような自覚症状がないかセルフチェックしてみましょう。

【あなたは歯周病?セルフチェック項目】

 歯ぐきが赤くなっている
 歯ぐきが腫れている
 歯ぐきを押すと血が出る
 歯ぐきが下がっている
 歯がしみる
 口臭が気になる
 歯が動く
 噛むと痛い
 膿が出る

これらの症状、特に前半にあるものは生活に支障がないことも多く、つい見逃してしまいがち。また、常に症状がなくても、「疲れがたまると歯ぐきが腫れる」「前よりも歯ぐきが下がった(歯が伸びた)ように感じる」など、少しでも気になることがある方は、定期検診を兼ねて歯科医院を受診しましょう。歯科医院では、歯ぐきの状態だけでなく、噛み合わせやレントゲンによる骨への進行具合など、詳細な検査を受けることができます。自分では気づいていないだけで、歯周病になっているかもしれません。

お口の中だけでなく、全身の健康にも気をつけて

そして、これらの症状を引き起こす原因となるのが、歯周病菌です。実は歯周病菌は健康な人のお口の中に存在しますが、全員が歯周病にかかるわけではありません。なぜなら歯周病の発症には、「全身の状態」「生活習慣」などの要素も大きく関わるためです。

そのため歯周病の予防や治療には、歯科医院での治療や毎日の歯みがきでお口の環境を整えるのはもちろん、全身の健康状態や普段の生活の見直しも必要になってくるのです。より詳しい原因と対策についてはこちらをご覧ください。

まさかそんなところに?歯周病菌の潜伏先

さて、ここまで読んで「だったらお口の中の歯周病菌を完全にゼロにしてしまえば、歯周病にならないのでは?」と思った方もいると思います。もちろん、歯周病菌の数を減らすことで、歯周病リスクは低減できます。そのため、歯周病対策のハミガキには一般的に殺菌剤が配合されており、歯周病菌を殺菌する効果を持たせています。ところが、敵もさるもの…実は歯周病菌には、その殺菌剤から逃れる「潜伏先」があったのです。

潜伏先①プラークの中
歯と歯ぐきの境目や、歯と歯の間にできるプラーク(歯垢)には、1g中になんと約1,000億もの細菌が存在していると言われています。この細菌のかたまりともいえるプラークには、厄介なことに殺菌剤が浸透しません。歯周病菌が単独で浮遊している状態だと効果を発揮する殺菌剤ですが、プラークの状態になってしまうと殺菌剤だけでは太刀打ちできないのです。

潜伏先②歯ぐきの細胞の中
歯周病菌の一種であるPorphyromonas gingivalis(P.g)は、なんと歯ぐきの細胞に潜り込むように侵入してしまうことが明らかになっています。そしていったん歯ぐきの中に歯周病菌が侵入してしまうと、免疫系(自分の身体の中に入ってきた病原菌をやっつけようとする防御システム)や、殺菌剤などから逃れることが報告されているのです。歯周病菌のこの特殊な能力によって、ハミガキに配合されている殺菌剤からも逃れていると推測できます。

「潜伏させない」、サンスターの最新歯周病対策研究

殺菌剤から逃れる手強い歯周病菌ですが、サンスターでは、その潜伏先にアプローチする研究を行い、以下のような結果を報告しています。

アプローチ①プラークを分散
サンスターは、細菌のかたまりであるプラークを分散させることで、ブラッシング時に歯周病菌(Porphyromonas gingivalis=P.g)の潜伏先を除去しやすくすることに着目。研究の結果、特定の界面活性剤にプラークを分散しやすくする効果があることを確認しました。バラバラになった歯周病菌に対しては、殺菌剤の作用が期待できます。

アプローチ②歯周病菌の歯ぐきの細胞への侵入をブロック
サンスターは、β-cyclodextrinという素材に、歯周病菌(P.g)が歯ぐきの細胞に侵入するのをブロックする効果があることを発見しました。さらに、歯ぐきの細胞への侵入をブロックすることで、P.gに対して殺菌剤が効果的に作用することも確認しました。

 
歯周病菌は、歯ぐき内に侵入し潜伏することで、殺菌剤から逃れたり持続的な炎症を引き起こして、歯周病のリスクを高める可能性があります。歯周病菌を歯ぐきの細胞に逃げ込ませず、侵入する前にしっかり殺菌することが重要です。

最新研究も、毎日のセルフケアがあってこそ

サンスターの最新研究情報、いかがでしたか?歯周病研究は日々進化を続けていますが、最も大切なのは、歯みがきなどお口の環境を整える日常のセルフケアです。まずは毎日の正しい歯みがき習慣、そして効果的なハミガキ選び、さらには定期的な歯科検診、全身の健康管理など、小さな努力を積み重ねてお口の健康を守り続けてくださいね。

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