歯を支える骨(歯槽骨)が少なくなる原因として、歯周病菌により歯槽骨が溶かされて(吸収)しまったと考えるのが一般的だと思います。
ところが、レントゲンでは歯槽骨が溶けていて、一見すると歯周病菌に歯槽骨が溶かされたと思える場合でも、その主原因が歯周病菌ではなく、噛み合わせが原因である場合もあります。
悪い噛み合わせによって歯の揺れや歯槽骨の溶け(吸収)が起こっていることを、専門用語では、咬合性外傷(こうごうせいがいしょう)と呼んでいます。歯周病菌による歯槽骨の溶け(吸収)と、咬合性外傷 による歯槽骨の溶けの違いは分かりづらく、症状としては、歯槽骨が溶けて歯が揺れるという、まったく同じ状態のため、歯医者さんに相談してみるとよいでしょう。
2023/03/20 10:34