コラム
2019/06/28

お口と歯の構造

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お口の構造

お口や歯がどんなふうにできているか、考えたことはありますか?普段の生活では意識することのないその構造や組織について、改めてまとめてみました。

お口は、歯・舌・口唇・口蓋(こうがい)・頬などで構成され、食べ物を咀嚼したり、話をしたり、表情を作ったりするためにとても重要なところです。
下のイラストを見てみましょう。お口の入り口には上下の唇(口唇)があり、左右の側面にはほっぺ(頬)、底には舌があります。お口の天井は上顎(口蓋)で、口蓋の前方には硬い硬口蓋が、後方にはやわらかい軟口蓋があり、その後部中央には口蓋垂が垂れ下がって、奥の咽頭へとつながっています。
歯は、大人では28本(親知らずを入れると32本)が馬蹄形に並んでおり、これを歯列弓(しれつきゅう)といいます。
唇の左右の端は口角と呼ばれています。口唇の運動には、口唇の周りを取り囲んでいる口輪筋や顔の表情を作る表情筋が関わっています。

歯の構造と歯周組織

歯を鏡で見てみると下の①のイラストのように見えます。ここから歯ぐき(歯肉)を取り除いたのが②のイラストです。歯ぐきの下には歯槽骨(しそうこつ)があり、歯を支えているのがわかります。歯ぐきと歯槽骨を透明にしたイラストが③です。歯には意外に長い根があることがわかりますね。この歯ぐきに覆われている歯の部分を歯根部(しこんぶ)といい、歯ぐきから出て目に見えている部分を歯冠部(しかんぶ)といいます。また、歯根部の歯の表面を根面といいます。

次に、歯の構造を詳しく見ていきましょう。

歯はエナメル質、象牙質、セメント質という硬組織と歯髄から構成されています。

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  • 歯の重要性を改めて再確認しました。悩みが多い部分なので、とても勉強に鳴りました。
    2025/09/25
  • 口と歯の構造について改めて考えると、毎日、なにげなく使っているけれど、ものすごく精巧にできていることに驚かされます。食べ物を噛んだり、話したり、笑ったりと、私たちの生活に欠かせない役割を果たしているのに、普段はその仕組みを意識することってあまりないですね。唇や頬、舌や口蓋といったパーツが協力し合いながら、一つのお口として機能しているのはとても不思議で、まるでチームプレーのように思っています。特に、歯は見えている部分よりも根がずっと長く、歯ぐきや歯槽骨にしっかり支えられていると知ると、見た目以上に頼もしい存在なんだと感じます。さらに、エナメル質や象牙質、セメント質など、それぞれ性質の違う硬組織で守られているのもすごい仕組みです。硬いものを噛んでも壊れにくいのは、この多層構造のおかげなんですね。口の中は小さな空間ですが、食べる・話す・表情をつくるといった大切な働きを担う、とても緻密でよくできたシステムだと、コラムを読んで感じました。
    2025/08/30
  • 勉強になりました
    2025/04/25
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