むし歯になりにくい人は歯周病になりやすいという話を聞くことがありますが、これは一概にそうとは言えません。ただ、ある傾向として説明できる部分があります。むし歯になりにくい人は、痛みやトラブルを感じる機会が少ないため、歯科医院に通う頻度がどうしても少なくなりがちです。結果として、定期的な歯周病の検査やクリーニングを受ける機会が減ってしまい、気づかないうちに歯周病が進行してしまうことがあります。
一方で、むし歯と歯周病は原因となる細菌の種類も異なり、口の中の環境や免疫の働きによっても左右されます。そのため、むし歯になりにくい人が必ず歯周病になるわけではありません。とはいえ、歯周病は初期の段階では痛みがほとんどなく、自覚しにくい病気です。だからこそ、むし歯の有無にかかわらず、定期的に歯科医院で検診やクリーニングを受けることが歯周病予防には非常に重要です。健康な歯を長く守るために、ぜひ通院習慣を持つことをおすすめします。
2025/10/27 14:06