むし歯の治療後に行う詰め物や被せ物には、保険診療と自費診療の選択肢があり、それぞれに特徴があります。保険診療では銀歯やレジン(プラスチック)などが使われ、費用を抑えることができますが、見た目が目立ったり、汚れがつきやすかったりする傾向があります。一方、自費診療で用いられるセラミックやジルコニアなどの素材は、見た目が自然で、表面がなめらかでプラーク(歯垢)が付きにくく、むし歯や歯周病の再発を防ぎやすいとされています。また、自費治療では型取りや調整などにより時間と手間をかけることができるため、適合精度が高く、結果的に長持ちしやすいというメリットもあります。詰め物か被せ物か、また治療する歯の位置によっても選ぶ素材が変わるため、費用や希望に応じて歯科医師と相談しながら決めることが大切です。
2025/10/27 14:11