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2019/05/31

がん治療中、お口をよく観察しましょう(違和の早期発見)

がん治療とお口のトラブルには密接な関係があります。口腔ケアと全身の健康に関する研究を続けてきたサンスターは、がん治療における口腔ケアの重要性に着目し、医療関係者や患者さんの意見をくみあげた、口腔ケアの研究開発や情報発信に取り組んでいます。 がんとたたかう方のお役に少しでも立てるよう、お口の悩みを軽減するための口腔ケア関連の情報を提供しております。

監修/藤井香那(ふじい かな)
サンスター株式会社 静岡研究所 歯科衛生士。がん患者さん・医療従事者向けのセミナーや、お口のケア用品の開発に取り組んでいる。

みなさんのお口の中は、何本の歯が生えていますか?永久歯が完全に残っている人の歯の本数は28本、親知らずを入れると32本です。鏡で確認してみましょう。歯の本数だけでなく、舌や頬の内側、歯ぐきの色や様子はいかがでしょうか?
お肌の調子を確認するときに鏡で顔色や肌の様子を観察するのと同様に、お口の中の状態を知るためにも観察が重要です。特に抗がん剤治療や頭頚部の放射線治療開始後は、口内炎(口腔粘膜炎)の症状が出る可能性があるのでお口の中の状態を毎日観察することをおすすめします。

観察のポイント

お口の観察は、お口の中の清潔を保つことや潤いを保つこと同様に重要なセルフケアです。観察のポイントは次のとおりです。

  • 赤くなってヒリヒリしている場所はないか
    →口内炎(口腔内膜炎)の初期症状かもしれません。
  • 口内炎(口腔内膜炎)のできている場所や大きさ、痛み、歯ぐきからの出血はないか
  • 口臭や味覚は変化していないか
  • 舌の表面の汚れ(白い、または黒い苔のようなもの)が過剰についていないか

症状がない段階からの観察を

お口の中は毎日多少の変化がありますが、同じ症状が何日も続くようであれば、治療による影響が高いです。痛みなどで症状を自覚してから観察を始めるのではなく、お口の中に症状がない早い段階からお口の中の状態を知っておくことで、治療による変化に気が付きやすくなります。気になる変化を見つけたら、些細なことでも歯科医師、歯科衛生士または主治医、看護師に相談しましょう。

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