＊本投稿は、効果や効能を保証するものではございません。
＊論文の中の話です。
＊みなさんの日常生活の知恵として参考にしていただければ幸いです。

今回、天気痛と体の不調について紹介していきたいと思います。
（出典：ハンガリーのセゲド大学）

①：天候の変化は、体に厄介な存在
・気圧、気温の変化が深く関係
（出典：Pain and weather associations – Action mechanisms; personalized profiling Gyöngyi Horvath et al., Brain Research Bulletin Volume 200, August 2023, 110696）
（ハンガリーのセゲド大学）
→自律神経など幅広く影響する可能性があるらしい

・特に、頭痛に要注意！
（出典：The influence of weather on migraine – are migraine attacks predictable? Hoffmann J et al., Ann Clin Transl Neurol. 2014 Dec 16;2(1):22–28）
（ドイツのシャリテー ベルリン医科大学）
（100人の偏頭痛者）
→気圧の変動と頭痛は深く関係していると言われています。

②：体のどこまで関係するのか・・・・
②-1：気圧の低下は、神経に与える影響がとても大きいと言われています。
（出典：The effects of lowering barometric pressure on pain behavior and the stress hormone in mice with neuropathic pain Yuki Terajima et al., PLoS One. 2025 Jan 17;20(1)）
（愛知県立医科大学医療センター）
（マウスでの動物実験）

②-2：耳に影響が出やすいと言われています。
（出典：The Weather and Ménière’s Disease: A Longitudinal Analysis in the UK Schmidt W et al., Otol Neurotol. 2017 Feb;38(2):225–233）
（英国のエクセター大学）
（397人で検証）
→天候の変化が、めまい、耳鳴りの発症率に影響する可能性があるらしい
→湿度が高い日も要注意であるらしい

②-3：腰が痛くなりやすいと言われています。
（出典：Association between rainfall and diagnoses of joint or back pain: retrospective claims analysis Jena AB et al., BMJ. 2017 Dec 13:359:j5326.）
（米国のハーバード大学）
（65歳以上の1,552,842人で検証）

②-4：天候は、筋骨格系の痛みにとって危険な因子であると言われています。
（出典：Come rain or shine: Is weather a risk factor for musculoskeletal pain? A systematic review with meta-analysis of case-crossover studies Ferreira ML et al., Seminars in Arthritis and Rheumatism 65 (2024) 152392）
（オーストラリアのシドニー大学）
（15315人で検証）

③：対策
③-1：耳のマッサージ
（ウェザーニュース他）
（以前、私の低気圧の投稿でも掲載をしています。）
1：親指と人差し指で両耳を上に5秒軽く引っ張る
2：両耳を軽く横に5秒引っ張る（1と同様に）
3：両耳を軽く下に5秒引っ張る（1と同様に）
4：両耳を軽く横に引っ張りながら後ろ側に回す
5：両手で両耳を包むように折り曲げて5秒キープします
6：両手で両耳を覆い、後ろ側に円を描くようにゆっくり5回まわす

③-2：耳を温める
（大正製薬ナビ）
→完骨の部分を温める
→内耳の血流を良くするため
＊完骨：両耳のうしろにあたる所
→骨の突起の下側から、目安として指1本分上

④：まとめ【論文の中の話】
・特に、頭痛に要注意
・気圧の低下は、神経に与える影響がとても大きいと言われています。
・耳にも影響が出やすいと言われています
・腰が痛くなりやすいと言われています。
・天候は、筋骨格系の痛みにとって危険な因子であると言われています。
・耳のマッサージ
・耳を温める