むし歯ができやすい箇所は、子どもと大人で異なります。大人の場合、特に注意が必要なのは「歯とハグキの境目」です。歯周病や加齢によってハグキが下がると、硬いエナメル質ではなく、柔らかいセメント質や象牙質が露出し、むし歯になりやすくなります。また、若い頃に治療した歯の詰め物や被せ物の境目も要注意です。これらの隙間からむし歯が進行することがあり、詰め物が取れた場合は痛みがなくても早めに歯科医院を受診することが大切です。さらに、歯ぎしりや食いしばりによって歯の根元が露出すると、むし歯のリスクが高まります。これらを防ぐためには、正しいブラッシングと定期的な歯科検診が欠かせません。
2025/06/27 19:31