生活習慣のコツ
2017/07/31

熱中症対策に、知っておきたいスポーツドリンクと「ペットボトル症候群」のこと

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頭痛やめまい、吐き気にけいれん…今年も熱中症の夏到来

きびしさを増す夏の暑さとともに、今年も熱中症のニュースが耳に入ります。

総務省消防庁によると、2016(平成28)年の5~9月に熱中症で救急搬送された人の数は、全国で50,412人。うち50%を65歳以上の高齢者が、14%を18歳以下の子どもが占めています。

熱中症は高温多湿な環境にカラダが順応できず、体内で作り出す熱と放出する熱のバランスを崩して体温を上昇させてしまう病気です。めまいや立ちくらみ、脱水による頭痛やだるさ、吐き気と、血中ナトリウムの不足によるけいれんなどの症状があります。


環境省「熱中症環境保険マニュアル2014」より

軽度なら安静と適度な水分、ナトリウム補給により回復しますが、重度になると意識障害が起きたり、最悪の場合死に至ることも。厚生労働省の統計では、2016年6~9月には、579人もの方が熱中症で命を落としているんです。

汗をかいたカラダには、スポーツドリンク

熱中症を予防するためには、体温調節のしやすい環境を整えると同時に、こまめな休息と水分、塩分補給を意識することが大切です。

そこで、活用したいのがスポーツドリンク。その名の通りスポーツシーンに合わせて、汗としてカラダから失われる水分とナトリウムなどのミネラルを効率よく摂取できる優れものです。

とはいえ、注意点がひとつ。スポーツドリンクはあくまで「スポーツ時に飲む」ことを想定して作られています。そのため、日常的に水やお茶の代わりにスポーツドリンクを飲むのはおすすめできません。

500mlのスポーツドリンクには、だいたい30gの糖分が含まれています。これはスティックシュガーで約10本分の量!摂取した糖をどんどんエネルギーとして使う運動中ならまだしも、たいしてカラダを動かさない通常時に飲んでは、糖分の過剰摂取になってしまいますよね。

「ペットボトル症候群」を知っていますか?

スポーツドリンクの飲み過ぎは、肥満やムシ歯の原因となるだけではなく、「ペットボトル症候群(清涼飲料水ケトーシス)」を引き起こすことも。これは糖分の過剰摂取で高血糖になる、急性の糖尿病です。

「ペットボトル症候群」のリスクは、スポーツドリンクなど糖分の多い清涼飲料水を、毎日1.5リットル以上飲む生活を続けることで上昇します。スポーツ時や炎天下の外出先で水分補給に飲む程度なら問題ありませんが、日に500mlを複数本飲むとなるとちょっと心配です。

「冷蔵庫に2リットルサイズのスポーツドリンクを常備して、水分補給に飲んでいる」といった人は、今すぐお茶か水に変えることをおすすめします。

 

試してみて!

夏のカラダを守る水分補給、ここに気をつけて
◎のどの渇きを感じる前に、こまめに水分補給を
日常の水分補給は水かお茶が基本
汗をかく時は水分だけでなく、塩分もほどよく摂る
糖分が多い飲料を飲んだら、歯みがきを忘れずに!

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