糖尿病患者さんにとって、食事療法は重要なものですが、コントロールが難しいのが外食ですよね。とはいえ、仕事中のランチや付き合いの会食があったり、自炊する時間がなかったりと、外食をまったくしない生活は難しいという方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回のアンケートでは糖尿病患者さんと糖尿病予備群の方に「外食」についてお聞きしました!外食の頻度や、外食で困っていること、さらにみなさんが実践しているメニューの選び方など外食時の工夫についてもご紹介します。
参考になる情報がたくさん集まりましたので、ぜひ生活に取り入れてみてくださいね!
特に気をつけている方が多い結果となったメニューの選び方について、糖尿病になってからどのように変化したかについても聞いてみたところ、「野菜中心のメニューを選ぶようになった」「カロリー表示を確認するようになった」といった回答が多く集まりました。
その他に「和食中心にした」(63歳/男性/糖尿病歴:9年7ヶ月)、「副菜を頼むようになった」(54歳/男性/糖尿病歴:27年1ヶ月)、「白米よりも雑穀米や玄米を選ぶようになった」(57歳/女性/糖尿病歴:6年6ヶ月)といった変化があった方もいました。
最後に、みなさんが実践されている外食の工夫を、アンケートの回答からご紹介します。
・「家族と一緒の時は、食べられるものを交換してもらう」(68歳/女性/糖尿病歴:8年)
・「空腹で外食しない」(17歳/男性/糖尿病歴:6ヶ月)
・「もうひと味(醤油、ソース、唐辛子、コショウ、ワサビ、ラー油等)を我慢する」(60歳/男性/糖尿病歴:20年9ヶ月)
・「野菜を最初に食べるようにしている」(57歳/男性/糖尿病歴4年)
・「最低20回は噛むようにして、ゆっくりと食事をするようにしています。その方が量は少なめでも、満腹感が得られやすいです。」(40歳/男性/糖尿病歴:10年1ヶ月)
「家族と一緒の時は、食べられるものを交換してもらう」というのは良いアイデアですね!気のおけない家族や友人と外食する場合、食べ残すことは難しくても、取り分けて交換すれば、無理なくカロリーをコントロールできます。野菜から先に食べるなどの食べ方や、食べ過ぎてしまいやすいタイミングでの外食を避けるための「空腹で外食しない」工夫も参考になりそうです。
外食は家族や友達と大切な時間を過ごす場でもあります。外食の機会がある時には、今回ご紹介したみなさんの工夫を参考にして、食事を楽しんでください。
こちらの記事も参考にしてみてくださいね!
あなたの外食の頻度はどのくらい? 外食時に気をつけたい7つのポイント!
https://jp.diabetes.sunstar.com/sdp/article/news/topic4/1947/
シーン別 「今の食事」改善アドバイス - 糖尿病とうまくつきあう
https://jp.diabetes.sunstar.com/sdp/article/recipe/useful/1882/
<調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査対象:「サンスター 糖尿病とうまくつきあう」会員
調査期間:2019年9月2日~2019年9月9日
サンプル数:56