8月に入り、夏も本番!連日、暑い日が続いていますね。この時期、注意したいのが熱中症。
そこで、今週は熱中症を未然に防ぐため、こんなニュースをお届けします!
熱中症で病院に搬送される方は年々増加し、2009年は、搬送者が1万人ほどだったものが、記録的な猛暑によって2010年には5万人超、2013年には6万人近くに増えています。
というのも、猛暑のせいで最高気温が30度以上の「真夏日」や、最低気温が25度以上の「熱帯夜」が、30年前に比べ、なんとほぼ2倍に増えているのだそう!ちょっと驚きですよね。
また糖尿病の方は、熱中症になりやすいので、ぜひ注意をしていただきたいと思います!
なぜ熱中症になりやすいかというと・・・
血液中のブドウ糖濃度が高いと、それを薄めようとして血管の外側から水分を取り込み続けます。すると、血液中の水分が増え過ぎてしまい、過剰な水分が尿として体外に排出されるようになります。
つまり、水分が失われやすい夏に、さらに尿として水分が体外に出されることによって、 水分不足になって熱中症が発症しやすくなるのだそうです。
また病院に搬送されている方の半数が65歳以上で、高齢者の方に症状が出やすいようです。
屋外で運動や作業をしている時は、意識的に水分を取ることも多いと思いますが、熱中症のリスクは、室内で過ごしている時にも存在します。
今回ご紹介する、熱中症を防ぐための5ヵ条をチェックして、熱中症を知り、日ごろの対策をぜひ行ってくださいね!
日本救急医学会では、熱中症の症状を、重症度によって3つに分けています。
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Ⅰ度:「軽症 現場での応急処置が可能」
めまい・失神、筋肉痛・筋肉の硬直、大量の発汗
Ⅱ度:「中等症 病院への搬送が必要」
頭痛・気分の不快・吐き気・おう吐、力が入らない、体がぐったりする
Ⅲ度:「重症 入院・集中治療の必要」
意識がなくなる、けいれん、歩けない、刺激への反応がおかしい
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もし、皆さんご自身や、周りの方にこうした症状が出た場合、Ⅱ度、Ⅲ度であれば、すぐ病院へ。
またⅠ度の症状が見られた場合は、すぐに風通しのいい日陰やクーラーなどが効いている室内など涼しい場所へ移動し、衣服をゆるめたり、体に水をかけたり、またぬれタオルをあてて扇いだりするなどして、体から熱を放散させ冷やすようにしてください。
またたくさん汗をかいた場合は、冷たい水と塩分を取るようにしてくださいね!
基本的な対策はやはり、こちら「水分補給」です。
「のどが渇く」と感じた時点で、すでに体内の水分は不足しているので、こまめに水分補給をするようにしましょう!
また夜寝ている時にも汗をかき、体から水分が出ていってしまうので夜寝る前や、朝起きた際に、コップ一杯ほどの水を飲む習慣をつけましょう。
さらに、運動する時には運動中や運動後だけでなく、運動前にも水分を補給しましょう!
エアコンに頼らないで過ごしたいとお考えの方もいるかもしれませんね。
ただエアコンは熱中症対策の強い味方。うまく活用しましょう!目安として室温は28度以下、湿度は70%以下だと予防効果が期待できます。
また、節電が呼びかけられることが多いため、暑くてもエアコンをつけることを我慢されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、熱中症になってしまっては元も子もありません><
エアコンや扇風機を上手に活用しましょう。
2011年から用いられるようになった「高温注意情報」。
テレビやラジオなどのニュースで、高温注意情報をチェックしていらっしゃる方もいると思いますが、環境省の「熱中症予防情報サイト」では、当日や、また翌日の予想気温を毎日グラフで表示しています。こちらも、ぜひ活用してみてくださいね。
環境省 「熱中症予防情報サイト」
http://www.wbgt.env.go.jp/
運動時、熱中症予防のためには、水分の摂取がとても大切ですが、水やスポーツドリンクを飲んで水分を過剰に摂りすぎてしまうと、「低ナトリウム血症(EAH)」という血中のナトリウム濃度が低下する症状が出るおそれもあります。
運動時に汗を大量にかいて水分補給をするときは、塩分を補給することが大事だということを覚えておいてくださいね。
こちらでご紹介した5か条については、さらに詳しく、元記事で書かれていますので、そちらもぜひチェックしてください!
※引用元:糖尿病ネットワーク
「熱中症」にご注意 熱中症を防ぐための5ヵ条 症状と対策は? - 2015年07月27日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2015/023719.php
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