コラム
2015/03/23

毎日1回の「足チェック」で足の切断を防止しよう!

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今週は足のケアの重要性に関するニュースをお届けします。

60歳以上の約700万人が足病変を発症、フットケア啓発を

突然ですが、あなたはご自身の足を毎日どのくらい意識していますか?

厚生労働省の調査によると、糖尿病患者とその予備群の15%、約300万人が 下肢(足)に血液を送る動脈が硬化してしまう病気(末梢動脈疾患)だと推定されています。

年齢を重ねると誰しも血管が硬くなるものですが、糖尿病や高血圧があると 動脈の内側にコレステロールがたまり、さらに動脈硬化が進んでしまいます。

なぜ足の血管の硬化が怖いかというと、足の先などに新鮮な血液が流れにくくなり 細胞に必要な栄養や、酸素が届かなくなってしまうから。 酸素や栄養が届かなくなると、 細胞の組織が死んでしまい壊疽(えそ)と呼ばれる状態となります。 壊疽してしまうと治療は難しくなり、足の切断を余儀なくされることも起こります。

足の切断に至れば、日常の活動範囲はそれ以前とくらべて制限されたものとなってしまいますが、 このようなリスクを持つ足の健康状態に対しては、定期的な検診が行われていないのが現状です。

足の救済を適切に行える病院は数が少なく、あるところでは行えるが、 ある病院では切断、さらには死亡に至る・・・などその治療にもばらつきがあるようです。
また、足を失うことによる患者の精神的な負担はとても大きなものですが、 病院側では、患者の精神的なケアまでは手が回らないという状況もあるようです。

こうした足の病気に対する現状をうけて、 昨年AAA(Act Against Amputation 「なくそう、下肢切断」)プロジェクトが発足し、 認知拡大の活動を続けています。

さて、それでは足の病気を回避するために足をどのように守っていけばいいかというと・・・
まずは自分で足の状態を確認する、毎日の「足チェック」を続けることが大切です。

詳しい「足チェック」のポイントは、以下「糖尿病ネットワーク」の「足病変とフットケアの情報ファイル」ページ、 左側にある「絵で見て学ぼう!『足病変』はなぜ怖い?」で説明されていますので ぜひご覧になってみてくださいね。

▼糖尿病ネットワーク 「足病変とフットケアの情報ファイル
http://www.dm-net.co.jp/footcare/

自分の顔は毎日鏡で見ていても、足をまじまじとチェックしているという方は少ないのではないでしょうか。 今回のニュースで、はじめてフットケアの大切さを 知ったという方もいらっしゃるかもしれませんね。

 

▶元記事を読む

※引用元:糖尿病ネットワーク
60歳以上の約700万人が足病変を発症、フットケア啓発を - 2015年02月10日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2015/023027.php
[日本医療・健康情報研究所] Copyright @ 2015 Soshinsha.

※このコラムは、「糖尿病とうまくつきあう」サイトに掲載されたものです。
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