まずは、現在の仕事の内容をお話します。生活習慣病や糖尿病に関連した食品の開発を行っています。もともとはスキンケアやヘアケア商品の開発を主にしており、アンチエイジングやアレルギーなどの研究に従事していました。
糖尿病の事業に関わるようになったのは、2005年10月のはじめ、サンスターがジョスリン糖尿病センターとの共同研究を進めることになり、そのメンバーとして参加するよう上司から打診を受けたことがきっかけでした。それまでの研究内容とはまったく異なっていたので、正直とても意外でした。糖尿病患者さんのためのスキンケアという方面から糖尿病に関与していましたが、積極的に関わっていたわけではなかったのです。
しかし、改めて自分の周りを見渡してみると自分の身内が糖尿病だったりして、ひとごとではないと思うようになりました。それに、今後糖尿病事業に取り組んで行くという会社の大義を、社員として一緒に求めていけるのは意義のあることだと思ったので、ジョスリン糖尿病センターへ行くことを決断しました。