むし歯を予防するため、歯科医院でフッ素(※1)塗布をしてもらったことはありませんか? 歯科医院だけでなくおうちでもフッ素ケアをすれば、いやなむし歯を防ぐことができます。
今回のコラムでは、フッ素がむし歯を予防する仕組みや、ハミガキと洗口液によるフッ素ケアの方法をご紹介します。
※1「フッ素」とは、「フッ化物」を指します。
厚生労働省の調査によると、20歳以上の約3割の人に未処置のむし歯があります(※2)。
むし歯はとても身近な病気で、多くの人が悩まされているのです。
【大人のむし歯の特徴】
大人のむし歯は痛みを感じにくく、気がつかないうちにどんどん進行してしまうことがあります。治療済みの歯にむし歯が再発する「再発むし歯」、歯ぐきが下がった部分に生じる「根元むし歯」ができやすいのも、大人のむし歯の特徴です。
むし歯になってしまうと、治療に時間もお金もかかります。歯が痛むと仕事や家事がはかどらず、食事やレジャーも思う存分楽しめません。
【子どものむし歯の特徴】
子どもの乳歯や生え変わって間もない永久歯は、エナメル質(歯の表面の硬い層)が薄くてやわらかいため、むし歯になりやすく、進行が早いのが特徴です。
また、生涯にわたって健康な歯を守るためには、子どものうちにむし歯をしっかり予防する習慣を身につけることが重要です。
※2 厚生労働省「令和4年歯科疾患実態調査結果」
表7.う歯を持つ者の数及び割合(永久歯・5歳以上)より算出
むし歯とは、みがき残した歯垢などに含まれるむし歯の原因菌が出す酸によって歯のカルシウムが溶け出し、歯がもろくなり、穴があいてしまう病気のことです。フッ素には以下のはたらきがあり、むし歯を予防してくれます。
歯のカルシウムの溶け出し(脱灰)を抑制する。
カルシウムの取り込み(再石灰化)を促進する。
むし歯の原因菌の活動を抑える。
※フッ素のはたらき(イメージ図)
歯からカルシウムが溶けだすのを防ぎ、歯を強くするはたらきによって、むし歯を予防するフッ素。なお、子どもの歯は、むし歯になりやすく進行が早い反面、フッ素によるカルシウムの取り込み(再石灰化)が大人の歯よりも促進されやすいため、フッ素ケアを取り入れることが大切なポイントになります。
むし歯予防の強い味方であるフッ素。定期的に歯科医院でフッ素塗布をしてもらうこと、そして毎日おうちでもフッ素ケアを行い、継続することが大切です。フッ素入りのハミガキと洗口液を併用する“ダブルケア”を取り入れることで、積極的なむし歯予防を心がけましょう。
【歯みがきによるフッ素ケア】
むし歯予防の基本である歯みがき。フッ素が配合されたハミガキを使うことで、むし歯の発生や進行を予防することができます。
【フッ素洗口によるフッ素ケア】
フッ素洗口とは、フッ素配合の洗口液でブクブクうがいをすること。歯みがきで届きにくい奥歯や歯間など、お口のすみずみまでフッ素を行き渡らせます。ブクブクうがい後は水ですすがず、そのままに。フッ素が長時間お口の中にとどまりやすくなります。1日1回、食後か就寝前の歯みがきをした後にフッ素洗口をする習慣をつけることで、歯を強くしてむし歯を予防することができます。
おうちでフッ素ケアをはじめたい方におすすめなのが、サンスターの予防歯科ブランド「バトラー」のハミガキと洗口液。「バトラー」は1923年に歯科医療の現場で生まれたブランドで、オーラルケアを実践するために高品質な製品を開発・提供しています。
子ども向けの製品もあるので、ぜひご家族で“おうちフッ素ケア”に取り組んでみてください!
【フッ素の力でむし歯を予防するハミガキ「バトラー エフペースト」】
●バトラー エフペーストα(医薬部外品 販売名:バトラー エフペーストA)
サンスターのハミガキの中でも最大濃度のフッ素1450ppmを配合した大人向け(※3)のむし歯予防ハミガキ。低研磨性で、歯ぐきが下がり歯の根元が露出した方もやさしく丁寧にみがくことができます。
※3 6歳未満のお子さんへのご使用はお控えください。
●バトラー エフペーストこども(医薬部外品 販売名:バトラー エフペーストこども)
フッ素配合のハミガキで、使うたびにむし歯になりにくい強い歯へと導きます。子どもが楽しく歯みがきしやすいフルーツミント味です。
【フッ素をお口のすみずみまで届ける洗口液「エフコート®」】
●エフコート®メディカルクール香味/エフコート®(フルーツ香味) 第3類医薬品
フッ素を配合した洗口液で、4歳から使用可能。1日1回使い続けることで、歯が強くなりむし歯を予防できます。スッキリした使用感のメディカルクール香味、子どもや刺激感が苦手な方向けのフルーツ香味の2種類があります。
サンスターハミガキ史上最大濃度のフッ素1450ppm配合
むし歯を予防し、気になるハグキまでケアできる、大人向けむし歯予防ハミガキ