電動ハブラシの効果は？使い方は？基本を知る５つのQ&A

コラム

1. Ｑ１電動ハブラシにはどんな種類があるの？ 2. Ｑ２電動ハブラシを使うことのメリットは？ 3. Ｑ３効果的なみがき方を教えて！ 4. Ｑ４みがく時に注意すべきことは？ 5. Ｑ５どんな人におすすめ？ 6. ハグキもケアできる、ガム歯周プロケア電動ハブラシ

正しくブラッシングをしようとすると、時間も手間もかかるもの。みがき残しがあると、40代でも歯周病になる危険性があります。特に、ハグキが痩せてきたり、下がってきたと感じている方は要注意です。

そこで味方につけたいのが電動ハブラシ。意外と知らないメリットや効果的な使い方、電動ハブラシと音波振動アシストブラシの違いなどについて解説します。

取材先プロフィール

肥沼竜平（こいぬまりゅうへい）: サンスター株式会社オーラルケアマーケティング部所属。普段の業務ではGUMブランドの電動ハブラシやハブラシに関する企画業務に従事している。

Ｑ１電動ハブラシにはどんな種類があるの？

まず最初に、電動ハブラシにはどんな種類があって、それぞれどんな特徴があるのか知っておきましょう。

Ａ
サンスター製品でいえば、反転タイプの電動ハブラシと音波振動アシストブラシがあります。反転タイプの電動ハブラシは、手を動かさずに軽く当てるだけでプラーク（歯垢）を除去します。音波振動アシストブラシは、一般的なハブラシ同様に手を動かしてみがき、音波の振動でプラーク除去効果を高めます。

ブラッシングテクニックに自信がない人は反転タイプ、手みがきでプラーク除去効果を高めたい方は音波振動アシストブラシがおすすめです。

左が音波振動アシストブラシ、右が反転タイプの電動ブラシ

Ｑ２電動ハブラシを使うことのメリットは？

手みがきでも特に不便は感じていない、という人でも、電動ハブラシは使ったほうが良いのでしょうか。

Ａ
通常の手みがきはみがく部位によりハブラシの当て方を工夫し、さらに細かく動かすことが必要です。電動ハブラシは細かく手を動かさなくても、通常のブラッシングでは落とすのが難しい歯とハグキの境目や歯と歯の間の汚れもしっかり簡単に落とすことができるので、とても効率的です。

反転タイプの電動ハブラシであれば、歯やハグキに当ててスライドさせるだけでみがけるので、テクニックいらず。音波振動ハブラシも、手では再現できない細かい振動で、効果的に歯周プラーク除去ができます。

Ｑ３効果的なみがき方を教えて！

電動ハブラシを使って効果的にみがくためには、みがき方も重要。歯みがきの基本をしっかり押さえておきましょう。

Ａ
みがき残しがないよう、例として噛みあわせ面から→歯の表側、裏側の順に、ブラッシングに手間がかかる箇所になるにつれ、念入りにみがくようにすると効果的です。歯の本数やみがきにくい部位の多さによっても所要時間は変わってきますが、目安として約２分間かけてみがきましょう。

ブラシを歯に当てる角度は、基本的には、毛先を歯の面に直角になるように当てて、小刻みにみがいて下さい。

ご自身のお口の状況によっても異なりますので、ご自身にあったブラッシングの方法を知りたい方はかかりつけ歯科医院に相談してみてください。

かかりつけ歯科医院にハブラシを持ち込んで相談するのもいいでしょう。

Ｑ４みがく時に注意すべきことは？

力加減や使うハミガキなどは、普通のハブラシでみがく時と違うのでしょうか。

Ａ
普通のハブラシでみがく時もそうですが、歯に強く当て過ぎないようにしましょう。強く当てると歯やハグキを傷つけたり、振動がうまく毛先に伝わらなくなってしまいます。また、電動ハブラシをお使いいただく際は、研磨剤や清掃剤が含まれていない、または配合量が少ない低研磨タイプのハミガキをお使いいただくことをおすすめします。

電動ハブラシでもみがきやすい、飛び散りにくいジェルタイプ。低研磨剤処方でやさしくみがける。ガム歯周プロケアデンタルジェル電動ハブラシ用 65g 300円（税込330円）　医薬部外品　販売名：薬用G・U・MデンタルジェルＱ

また、歯間には歯周プラークがたまりやすいので、電動ハブラシと併用してフロスや歯間ブラシを使いましょう。

電動ハブラシの毛先が広がってくると、振動が伝わりにくくなるので、効率的にみがくためには、定期的なブラシ部の交換も大切。ガムの反転式電動ハブラシなら３ヶ月、ガム音波振動ハブラシなら１ヶ月に１度は交換しましょう。

Ｑ５どんな人におすすめ？

手みがきよりも効率のよい歯みがきができると思いますが、特にどんな人におすすめなのでしょうか。

Ａ
歯周病になりやすくなる40代以上の方、ハグキがやせてきたり、下がってきたと感じる方、ブラッシングテクニックに自信がない方などにおすすめです。歯間や歯とハグキの間などは、みがけているつもりでも実はみがけてないことが多いもの。その状態が長く続くと、歯周病の原因になります。電動ハブラシを活用して、効率的な歯みがきで歯周病を予防しましょう。