コラム
2019/07/31

がん治療中の口腔トラブル(まとめ)

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がん治療とお口のトラブルには密接な関係があります。口腔ケアと全身の健康に関する研究を続けてきたサンスターは、がん治療における口腔ケアの重要性に着目し、医療関係者や患者さんの意見をくみあげた、口腔ケアの研究開発や情報発信に取り組んでいます。 がんとたたかう方のお役に少しでも立てるよう、お口の悩みを軽減するための口腔ケア関連の情報を提供しております。

監修/蓜島桂子(はいしま けいこ)
歯科医師。浜松医療センター歯科口腔外科 部長。
新潟大学歯学部小児歯科学教室、昭和大学歯学部口腔衛生学教室を経て、1999年4月より浜松医療センター歯科口腔外科に勤務。
監修/内藤慶子(ないとう けいこ)
歯科医師。2005年4月聖路加国際病院 歯科口腔外科前期研修医。2007年4月浜松医療センター 歯科口腔外科勤務。

はじめまして。歯科医師の内藤慶子と申します。総合病院の歯科に勤務し、がん治療を受ける方の口腔ケアを担当しています。
がん治療を受ける方に、なぜ 口腔ケアがすすめられているのか、どんな口腔ケアがすすめられるのか、など、ご紹介して参ります。

がん治療中の口腔トラブル

がん治療の主なものには、手術療法・放射線療法・抗がん剤療法・免疫療法があります。治療の方針はがんの種類や部位だけでなく、患者さん自身のことも検討されて、決まっていきます。手術だけの場合もあれば、抗がん剤治療だけのこともあります。抗がん剤治療→手術→抗がん剤治療+放射線治療と、組みあわせて行うこともあります。
今回は一例として、手術前の抗がん剤治療の時期・手術時・手術後の抗がん剤治療の3つに分けて、どのような口腔トラブルが起こりやすいか、お伝えしていきます。

①手術前の抗がん剤治療の時期

  • 口内炎(口腔粘膜炎)
  • 口の乾燥
  • 味がおかしい
  • 歯肉(歯ぐき)が腫れる
  • 歯肉から血が出る
  • 歯や入れ歯に当たって舌や唇に傷ができる
  • 唇が荒れる(ヘルペスウイルス感染など)
  • 口の中に白い物がついて痛い(カンジダ菌の感染)
  • もともとあった歯周病やむし歯の悪化 など

②手術時

  • 全身麻酔時に挿管した時の唇の傷
  • 歯がかける、抜ける、被せ物が取れる
  • 口の乾燥 など

③手術後の抗がん剤治療の時期

  • 口内炎(口腔粘膜炎)
  • 口の乾燥
  • 味がおかしい
  • 歯肉(歯ぐき)が腫れる
  • 歯肉から血が出る
  • 歯や入れ歯に当たって舌や唇に傷ができる
  • 唇が荒れる(ヘルペスウイルス感染など)
  • 口の中に白い物がついて痛い(カンジダ菌の感染)
  • もともとあった歯周病やむし歯の悪化 など

こういった口腔トラブルは、抗がん剤の影響だったり、もともとの歯の状態が原因だったりします。これらの口腔トラブルについて、知っておくことは、がん治療を受けながら生活していくうえでとても大切です。知っていれば、早めに相談ができます。困りそうな時・困った時には歯科医師や歯科衛生士、口腔トラブルに詳しい看護師にお気軽にご相談してください。

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