コラム
2019/08/30

がん治療中の義歯の使用やお手入れ方法

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がん治療とお口のトラブルには密接な関係があります。口腔ケアと全身の健康に関する研究を続けてきたサンスターは、がん治療における口腔ケアの重要性に着目し、医療関係者や患者さんの意見をくみあげた、口腔ケアの研究開発や情報発信に取り組んでいます。 がんとたたかう方のお役に少しでも立てるよう、お口の悩みを軽減するための口腔ケア関連の情報を提供しております。

監修/藤井香那(ふじい かな)
サンスター株式会社 静岡研究所 歯科衛生士。がん患者さん・医療従事者向けのセミナーや、お口のケア用品の開発に取り組んでいる。

義歯とは、”入れ歯”のことです。 義歯には全部床義歯(総入れ歯)と部分床義歯(部分入れ歯)があります。義歯を使用していても歯と同じように義歯にも汚れが付着するので、よりお口のケアが重要となります。

がん治療前に注意すること

義歯を使っている場合、がん治療前に歯科医院を受診して、義歯が粘膜にあたって痛いところがないか、傷ができていないかの確認と不具合の調整をしてもらいましょう。治療方法やお口の状態によって対応が異なりますので、担当医や看護師にも相談してください。
また、義歯のお手入れ方法(洗い方・保管)についておさらいし、身につけておくことも大切です。義歯には歯と同じように食べかすやプラーク(歯垢)が付着します。間違ったお手入れを続けると、口臭や口内炎、感染の原因になる場合があります。適切にお手入れすることで、治療中のお口のトラブルを減らすことができます。

義歯のお手入れ方法

可能であれば毎食後と就寝前に、義歯をはずして清掃しましょう。

<洗い方>
●義歯は割れやすいので、落として割ってしまわないよう、洗面器などに水を張った上でお手入れします。
●義歯専用のブラシを使用し流水下でブラッシングします。
●義歯を触ってぬめりがなくなるまでみがきましょう。

★歯磨剤で義歯をみがいてはだめ?
研磨剤が入っている一般的な歯磨剤を使用すると、義歯に細かい傷がついて汚れが付着しやすくなります。もし歯磨剤を使いたい場合は義歯専用で研磨剤無配合のものを選びましょう。また、義歯専用のブラシでみがくとより効率的にみがけます。

<保管>
夜間に限らず日中も、義歯をはずしておく際は、水や義歯洗浄剤につけて保管しましょう。水につけておくことで乾燥による義歯のいたみ・変形を防ぐことができますし、義歯洗浄剤を使うとより効果的に汚れや細菌を除去できます。日常で飲食に使用しているコップではなくふたのできる専用ケース等に保管して、容器は毎日洗浄し清潔に保ちましょう。また、入れ歯をはずして保管する期間が数日以上の長期間になる場合は、かかりつけの歯科医にご相談ください。

がん治療中に注意すること

お口の粘膜に義歯が接触して、痛みや赤みが発生する場合があります。装着は食事の時のみにする、またはずっと外しておくなど、無理をせず、担当医や歯科医師、歯科衛生士と相談してください。また、義歯には細菌やカビが付着するため、常に清潔に保ちましょう。

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