コラム
2018/12/14

がん治療中のお口のはたらき

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がん治療とお口のトラブルには密接な関係があります。口腔ケアと全身の健康に関する研究を続けてきたサンスターは、がん治療における口腔ケアの重要性に着目し、医療関係者や患者さんの意見をくみあげた、口腔ケアの研究開発や情報発信に取り組んでいます。 がんとたたかう方のお役に少しでも立てるよう、お口の悩みを軽減するための口腔ケア関連の情報を提供しております。

監修/溝口奈菜(みぞぐち なな)
サンスター株式会社 静岡研究所 歯科衛生士。お口のケアに関するリーフレットの作成や、がん患者さん・医療従事者向けのセミナーでの指導を行っている。

私たちのお口は、単なる「食べ物の入り口」だけではなく、生活の中でとても大切な役割を担っています。それぞれの役割をご紹介しますので、お口のケアに取り組む意識を高めていきましょう。

食べ物を取り入れ(摂食)、噛み(咀嚼)、飲み込む(嚥下)

お口は人体の第一番目の消化器官です。歯で噛むことにより食べ物を小さく細かくし、唾液とよく混ぜ合わせ、食塊をひとかたまりにして胃に送り込みます。摂食、咀嚼、嚥下ができないと、食べ物の栄養が摂れなくなるだけでなく、食事を楽しむこともできなくなります。栄養の不足は体力低下に繋がり、食事の楽しみが減ることはストレスに繋がります。お口から食べられるときは、よく噛んで食べるよう心がけましょう。
手術後の状態や口内炎(口腔粘膜炎)によって、お口からのお食事が難しくなってしまったときは、看護師、管理栄養士と相談し、食形態なども工夫してみましょう。

言葉を話す

言葉を発するには、舌や唇や歯が必要です。歯が抜けたり、前歯を入れ歯にしたりすると、急に発音しづらくなったりします。

味わう

舌の表面にある「味蕾(みらい)」で、食べ物の味を感知します。人は通常、甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の5種類の味を感知できるといわれています。また、味だけでなく、熱い、冷たい、硬い、やわらかいなどの食感も、味わうための大きな要素です。

免疫物質や抗菌物質の分泌

お口の中で分泌される唾液には、免疫グロブリンA(IgA)やリゾチーム、ラクトフェリンなどの免疫物質や抗菌物質が含まれています。唾液の働きにより外から浸入してくる菌などを防ぐことができるのです。

顔の表情を表す

嬉しい時、楽しい時の「笑顔」や不満な時の「への字口」など、お口が表現する顔の表情はたくさんあります。そして、これらのさまざまな表情はコミュニケーションにおいて非常に重要な役割を果たしています。日常からお口の周りの筋肉をしっかり動かし、よく噛むように心がけることで、表情がより豊かになっていきます。

お口の機能は「食べ物の入り口」であることだけでなく、人とのコミュニケーションや生きていく上での楽しみと密接に関わっています。特にがん治療期間ですと、体力の低下やコミュニケーションの質の低下を防ぐことが、治療を進めていく上でとても重要になります。機能をできる限り維持するために、お口のケアを継続させましょう。

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